タバコは、からだに良くないと一般的に言われていますが、いったいその何が、からだに悪影響なのでしょう。ここでは、その人体に及ぼす影響と害を紹介します。
喫煙は、一般的にからだの循環器系、消化器系、および中枢神経系の機能に悪影響を及ぼすと言われています。
そして、そのタバコの主な含有成分は、「アセトン」「ブタン」「一酸化炭素」「DDT」「ビニル塩化物」「タール」「ニコチン」「カドミウム」「ヒ素」など有害物質が実にさまざま。
アセトンは、ペンキはがしの薬剤に使用されていますし、ブタンはライターの燃料、DDTやヒ素は殺虫剤に、ビニル塩化材はプラスチック材の原料ですし、カドミウムは機械類のバッテリーに・・・、これだけでも人畜有害物質がてんこ盛りです。(他にも知られていない物質が含まれているみたいです。)
たばこの煙はこのようにさまざまな物質を含んでいますが、中でも健康への有害性が大きいのがタール、ニコチン、一酸化炭素とされています。
タールは、タバコの煙中の目に見えない細かい粒子の総称で、この煙には発がん性物質が多く含まれているといわれています。
ニコチンは、毛細血管に吸収されて作用し、数秒後には全身に達します。からだへの影響は血圧の上昇、心拍数の増加、悪玉コレステロールの増加などがあります。一酸化炭素は、血液中の酸素を運搬しているヘモグロビンと結びつき、その行動を阻害してしまうので、血液が酸欠状態になってしまいます。結果、運動能力の低下や多血症、善玉コレステロールが減少するなどがあります。
また、喫煙が関連しているといわれる疾患は、「肺がん」「心臓・血管障害(心筋梗塞や狭心症)」「肺気腫」の3つ。上記の有害物質を摂取するとこのような病気になる確率が何倍にも上がるそうです。
さらに、悪いことは続くもので、薬を服用する際にも、喫煙者は非喫煙者に比べて薬を分解する代謝酵素などが活発になっているので、喫煙が習慣になっている人は、常にとは言いませんが、血液中の薬の濃度が低下し、作用が弱くなってしまうことがあるとのデータがあります。
昔のフランスでは、頭痛薬として王室などで使用されていましたが、それは成分分析が出来なかった頃の話。現在では、薬の種類も豊富にあるわけで、もうタバコは『百害あって一利なし』の品物といえます。